考察
どのソフトも子どもには使いにくい面がある.
ソフトメーカーは実際に子どもにそのソフトを使わせながら開発を進めるべきだろう.
子どもはパソコンに熱中する.必死という表現が適当でないかと思うこともある.特に作品をプリントアウトする時がそうである.ただプリントアウトする際に時間がかかる上にLANでプリンターに接続している事もあってプリンターのトラブルが多い.だからたいてい時間オーバーになる.プリンターのトラブルはどこの学校でも困っているようだ.
作品を印刷しようと思えば二時間連続の授業が望ましい.一時間だと作品を保存して次の時間に印刷という事になるが初心者は作品の保存が難しい.一つはファイル名の記入.もう一つは保存する場所の指定である.これらはパソコンの難所である.
いずれにせよ子どもは作品をプリントアウトすると大変に喜ぶ.プリンターの回りに群がって自分の作品が出てきたときは本当に嬉しそうだ.子ども達に作品や写真を印刷して渡すと多くの子ども達は異口同音に「家に持って帰って部屋に飾る」と言う.
パソコンを導入した学校は子ども達にその作品を少なくとも一度は印刷させるべきだろう.
上に上げた例はほとんどパソコンの時間としての活動だが,他の授業や学校行事にパソコンを活用するという実践を研究する必要があるだろう.いずれにせよ一番の問題は子どもがどう変わったかであろう. |