以下はパソコン研修の資料として各学校に配ったものです.仕事を始める前に作成した文
なので仕事を進めて行くうちに考えが多少変わってきたところがある.それはイタリック体
で示しています.

はじめに

パソコンは数年すればガラリと変わりますので,細かい操作法をいくら練習しても
あまり意味がありません.それよりもパソコンを活用する際のコツとか原理を学校
のニーズやパソコンシステムに即してお伝えしていきたいと思っています.

A.パソコン購入に関する考え方.どのメーカーのどの機種が良いかと言う話
ではなくパソコン購入(導入)に関する考え方をお話しします.

A-1.一番大事なこと:信頼性(故障しないかという事)
A-2.一般的な使用目的.ワープロや表計算ソフトを使って書類作成.
インターネットのホームページを見たり作成する.電子メールの送受.
A-3. WinかMacか
A-4.値段の違い.
A-5.新しいパソコンと古いパソコンの違い.
A-6. 液晶とブラウン管の違いについて.
A-7. パソコン使用上の注意.

B.インターネットを使った教育実践の紹介.

B-1. NASAのインターネットを使った教育プロジェクトに参加して.
B-2. アメリカバージニア州の小学校4年のクラスとの交流をビデオ
を使って紹介.
用意して頂く器機など.VTR+TV. 黒板またはホワイトボード.
参考:私のホームページ
http://www.hoops.ne.jp/~syuLove/
http://www2s.biglobe.ne.jp/~syuLove/
のFriendship Across the Seas他.
電子メール:syu@mqg.biglobe.ne.jp

C.電子メールの使い方.
C-1. 初級:電子メールの基本要素:宛先,タイトル,本文.
C-2. 中級:CC,BCC,ファイル添付,ウィルス,HTMLメール.
C-3. 上級:文字化け,文字コード,メールの保管検索法.
(電子メールは簡単で強力な道具だが,実際の学校では電子メールを使って仕事を進める
という意識や経験が全くないようであまり感心がないようでした)

D.ホームページ作成.ホームページ記述言語HTMLの理解の為にホームページ
作成ソフトを使用しないで一番簡単なソフトのメモ帳を使って単純な
ホームページを作成してもらいます.
ホームページの基本は全部含まれています.例えば
http://www2s.biglobe.ne.jp/~syuLove/mihon.htm
(実際はネットスケープに付いているComposerを使用した.これで良いと思う)

D-1.受講に必要な技能:WINDOWSの基本操作+ワープロで字が書ける.
さらに全角/半角の区別を理解していることが望ましい.
D-2.用意して頂く器機など. 黒板またはホワイトボード.
ホームページが閲覧できるパソコン.
(必ずしもインターネットに続していなくても良い)
受講者一人一枚のフロッピーディスク(1.4MB 2HD).筆記用具.

E.ホームページ作成などに必要な画像処理.
(すべての学校にスキャナーがあるが,それを使っている学校はごくまれなので,講習に入
れましょうかと言ってもほとんど要望は無かった)

F.インターネットホームページ検索.
F-1.Yahooなどディレクトリー(登録)型検索とgooなどロボット型検
索の違いの説明.
F-2.実際に検索して頂きますので事前に何を検索してみたいかを考え
ておいて下さいますようお願いします.色々な検索エンジンを
http://www.hoops.ne.jp/~syuLove/sagasu.htm
にまとめてあります.
(YahooのAND検索を中心に説明した.実際これだけの事を知っておくとかなり
検索できる.ただB市の学校のインターネットは大変遅いので実習は困難で
話だけに終わった例が多かった)

G.子ども達がパソコンやインターネットを使用する際に注意すべき事柄.

H.パソコン使用の難所や要点.(初心者がとまどう事はまずマウスやキーボード操作.
次に保存の際のダイヤログ.つまり全体が見えないので適当なドライブやフォルダーに
保存できない)